Nero Burning ROM でブータブルディスクを作成するためのテンプレートは、論理ドライブ(たとえば、C: ドライブ)か、ドライブのイメージファイル(ドライブの内容をセクタごとのファイルとして記録したもの)のどちらかになります。ブータブルディスクのテンプレートを論理ドライブにすると、システム起動時にブータブルディスクが論理ドライブをエミュレートします。次に示すように、3 種類のエミュレートがあります。 
 
 
 
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フロッピーエミュレーション:このブータブルディスクを作成するには、起動可能なフロッピーディスクが必要になります。起動時、ブータブルディスクはフロッピーディスクをエミュレートします。起動処理中、ドライブ A: がブータブルディスクに対応するように、ドライブ文字が増えていきます。開始データのサイズは、フロッピーディスクの容量(1MB など)に制限されます。
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ハードディスクエミュレーション]: ブータブルディスクを作成するためにブータブルハードディスクが必要です。起動時に、ディスクはドライブ C をエミュレートします。ドライブ C のドライブ文字はすべて 1 つずつ増えます。開始データのボリュームは、CD (700MB など)または DVD (8.5GB など)の容量で制限されます。たとえば、パーティションが 1 つ(200GB)しかない 200GB のハードディスクドライブからは、前もってハードディスクドライブを再パーティション化しなければブータブルディスクを作成できません。
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エミュレーションなし]: このプロセスでは、ドライブ名は変更されません。これは、ブータブルインストール CD に使用されます。この設定は、フロッピーディスクやハードディスクドライブをエミュレートする必要がない場合、または独自のデバイスドライバをインストールしたい場合などに適しています。

ブータブルディスクのテンプレート