SecurDisc は Nero と HLDS によって開発されたテクノロジで、特殊な保護機能を備えたディスクを作成できます。SecurDisc という名前は、ソフトウェアテクノロジと特殊なハードウェアテクノロジの両方を意味します。
Nero Burning ROM で[SecurDisc]編集タイプを設定して作成したディスクは、データの整合性と再構築性を備えています。さらに、SecurDisc には、パスワードで SecurDisc ディスク上のデータを不正なアクセスから保護したり、ディスクにデジタル署名を追加したり、データの冗長性を設定したりできる機能があります。SecurDisc 対応ドライブ(HLDS 製や LG 製など)と組み合わせると、DVD に書き込む PDF ファイルにコピープロテクトをかけることができます。 
SecurDisc ディスクの内容を表示したり内容にアクセスしたりするには、Nero SecurDisc Viewer という名前の特別なアプリケーションが必要です。このアプリケーションは、www.securdisc.net から無料でダウンロードできます。Nero SecurDisc Viewer も、SecurDisc ディスクに自動的に書き込まれます。また、InCD または InCD Reader を使用すると、どのドライブからでもディスクを読み取ることができます。どちらも www.nero.com から入手できます。

 

 
 
SecurDisc テクノロジについて詳しくは、www.securdisc.net を参照してください。
 
 
SecurDisc ディスクを編集するには、次の手順を実行します。
1.
新規編集]ウィンドウのドロップダウンメニューから、目的にあったディスク形式([CD]、[DVD]、[Blu-ray])を選択します([新規編集]ウィンドウが表示されない場合、メイン画面の[新規作成]ボタンをクリックすると表示できます)。
à
選択リストには、書き込むことができる編集の種類が表示されます。
2.
選択リストで、目的の編集タイプとして[SecurDisc]を選択します。
à
選択した編集タイプに有効な設定オプションを選択できるタブが表示されます。
3.
すべてのファイルのパスワード保護を有効にするには、次の手順を実行します。 
1.
SecurDisc]タブで[パスワード保護]チェックボックスをオンにします。
à
SecurDisc – データの保護]ウィンドウが表示されます。
Nero Burning ROM  SecurDisc ディスクを編集する
2.
パスワード]入力エリアにパスワードを入力して、[OK]ボタンをクリックします。

 

 
 
必要に応じて、パスワードの入力と選択の際、追加の[ヒント]ダイアログボックスにアドバイスが表示されます。このウィザードは、パスワード入力中の品質などのセキュリティレベルを表示します。
 
 
4.
デジタル署名でディスクに署名するには、次の手順を実行します。 
1.
SecurDisc]タブで[デジタル署名]チェックボックスをオンにします。
à
SecurDisc – デジタル署名]ダイアログボックスが表示されます。
Nero Burning ROM  SecurDisc ディスクを編集する
2.
作成済みのデジタルキーがある場合は、[参照]ボタンをクリックしてキーを選択します。
3.
デジタルキーを作成する場合は、[開始]ボタンをクリックします。
à
SecurDisc デジタルキーの作成]ダイアログボックスが開きます。
4.
表示された指示を確認して、[次へ]ボタンをクリックします。
à
SecurDisc キーの作成処理]ダイアログボックスが開きます。
5.
キーの作成処理が完了するまで、マウスを適当に動かし続けます。
à
[進行状況]バーで作成の進行状況を監視でき、作成が完了したらすぐに[次へ]ボタンが有効になります。
6.
次へ]ボタンをクリックします。
à
SecurDisc – キー作成完了]ウィンドウが表示されます。
7.
作成したキーのファイル名を入力し、[完了]ボタンをクリックします。
à
SecurDisc – デジタル署名]ウィンドウが再度表示され、選択したキーがドロップダウンメニューに表示されます。
8.
OK]ボタンをクリックします。
à
選択されたキーでディスクがデジタル署名されることを通知するウィンドウが表示されます。
9.
OK]ボタンをクリックします。

 

 
 
適切な公開キーを受け取り側に渡すと、受け取り側で署名を検証できます。
 

 

 
 
SecurDisc 対応ドライブと DVD による PDF のコピープロテクト
SecurDisc 対応ドライブ(HLDS 製や LG 製など)を使用すると、SecurDisc DVD の編集時に PDF ファイルにコピープロテクトをかけることができます。レコーダーのドロップダウンメニューで SecurDisc ドライブが選択されていることを確認してください。
SecurDisc DVD 上のすべての PDF ファイルにコピープロテクトをかけるには、[コピープロテクト]チェックボックスをオンにします。パスワードの入力後にデータの複製を許可するには、[パスワードでコピープロテクト解除]チェックボックスをオンにし、表示されたウィンドウに目的のパスワードを入力します。 
 
 
5.
データ冗長性を制限することで書き込み速度を速める(データ冗長性を設定する)場合は、次の手順を実行します。
1.
SecurDisc]タブで[データ冗長を制限]チェックボックスをオンにします。 
à
冗長の数]フィールドが有効になります。
2.
目的の信頼性レベルを選択します。

 

 
 
データ冗長を制限]チェックボックスがオフになっている場合は、選択したデータとチェックサムのコピーがすべてディスクに書き込まれます。編集画面の表示パネルには、現在の冗長性レベルが表示されます。
 

 

 
 
冗長性レベルを 1.3 にすると冗長性がなくなり、9 にすると冗長性が非常に高くなります。
冗長性レベルは、少なくとも 2.5 にすることをおすすめします。
 
 
6.
新規作成]ボタンをクリックします。
à
新規編集]ウィンドウが閉じ、選択画面が表示されます。
7.
ブラウザエリアから、ディスクに書き込むファイルやフォルダを選択します。
8.
選択したファイル/フォルダを、左側の編集エリアにドラッグします。
à
編集するファイルが追加され、編集画面に表示されます。容量バーには、ディスクにどれだけの領域が必要かが表示されます。

 

 
 
ファイルを個別に選択してパスワード保護を有効にすることができます。そのためには、編集画面で目的のファイルをマークして、[プロテクト]ボタンをクリックします。
 
 
9.
追加するすべてのファイルに対して、前の手順を繰り返します。
è
以上で、目的に対応した SecurDisc ディスクの編集は完了です。この時点で、ディスクに書き込むことができます。
以下も合わせてご覧下さい:
Nero SecurDisc Viewer について

SecurDisc ディスクを編集する